こんにちは今日は軽めの雑記です。
SIVGA PHOENIXのレビューは半分ほど書き終わっているのですがもう少しかかりそうです。もうしばらくお待ちください。
CCA 新フラグシップイヤホン HM20 販売開始
CCA HM20 already be sold online from Aliexpress/Shopee/ Amazon. You can get better discount when when first week since released. HM20 sounds signature target is tuned to match the Harman frequency range but with its own improvement for some points. https://t.co/AeV5qoqOd5 pic.twitter.com/lZwmtyGxc3
— KZHIFI (@kzhifi) 2022年10月18日
いや来ましたねCCAの最新作、個人的にはものすごく期待しています。私は「BA何発だから・・・」などと言ったスペックで音を語るのは好きでは無いのですが、KZを始めとする中華イヤホンは別です。ロマンの塊でしかありませんので(笑)。
私なりに注目するポイントを公式販促画像を元に魅力を補足していくと
魅力①CCAの新フラグシップ
いや、ハイブリッドと平面、BAオンリーなど複数ラインあるという噂もありますがCCAが明確にフラグシップと銘打ったイヤホンは久しぶりなのではないかと思います。一般的にオーディオメーカーのフラグシップ機はそのメーカーの目指す音作りそのものを指し示すことが多く、CCAがまともなメーカーであれば、当然このHM20はCCAの目指す音作りを体現した機種になります。これはいち早く聴いてみたい機種です。
ちなみに値段は60$の様です。KZのハイブリット系フラグシップイヤホンとしてはZASの59$とほぼ同じ値段になりますね。
魅力②CCA CA16 PROやKZ ZAS系の後継と思われる片側8ドライバ構成
1DD+7BAの片側8ドライバで両側16ドライバ構成は名機KZ ZASやCCA CA16PROと同じ構成です。ZASやCS16PROはKZ CCAとして初めてまともに生音が聴けるイヤホンとして私は非常に高く評価しているのですが、その直系の後継機ということになります。*CA16PROは購入しましたが構造と採用ドライバが同じだけあってZASと音はほぼ同じでした(NRAとZEXとの差より小さいです)。
魅力③新Bellsingドライバ「30019s」採用
そかし注目すべきポイントはそこではなくて高域側のBAドライバが遂に「30019s」になったのです。CA16PROやZASは中域側の50024sは「s」付きの新型ドライバになっていたのですが30019については「s」無しのままでした。なのでこれで遂に全てのドライバが新型「s」付き型番に置き換わったということになります。
魅力④新DD 第3世代XUNドライバ採用
続いてダイナミックドライバです。第3世代XUNなどの記載が見えますが詳しくは別の販促画像に記載してあります。
DDについて詳しいわけではないのですがつまるところ従来のZASで採用していたXUNのドライバを更にアップデートしているようです。振動版厚が5umと厚みが違いますが磁気ギャップなどはCRA+などと共通する新しいダイナミックドライバの世代の技術を投入しているようです。最近購入したCRA+が2000円台ながら圧倒的にサウンドバランスが良く新世代ダイナミックドライバの質の高さをはっきりわからされたのですが、その技術の系譜のドライバを採用しているとなれば期待しない訳には行きません。
魅力⑤シェル一体型?音導管採用
続いて大きなチャレンジはシェル一体型の音導管の採用でしょう。ZASなどでは音導管レス構造でDDの周りにBAが配置してあるだけですし、ZAXなどでは乳白色のシェルとは別構造の音導管用部品が内部に配置してあるという部品構成でした。一般的にBAドライバは音導管が必須と言われておりこのBA配置は様々な意味で物議を醸しだしていました。高価格なASTなどでは音導管の様な構造が採用される一方で低価格中華のイヤホンは軒並み音導管を採用していないことから60$程度のイヤホンではコストが合わないのだろうという憶測がありました。しかしこのHM20ではそのKZ CCAでの歴史を終わらせ、60$と言う価格でどうやらシェル一体構造に見える3Dプリントの音導管を採用したようです。
とはいえコストバランスを考えるとCGでは綺麗にできていますが実物はどうなのか心配です。その心配を写真がすでに販促画像にあるのですが確かにDD用とBA用に音導管らしき管が綺麗に作られています。
写真としては下段右側の写真が見やすいでしょうか。
魅力⑥CCA初のハーマンターゲットライクカーブチューニング
「いや、CCAやKZに求めているのはそうじゃないねん・・・」っという気持ちもわからないでもないです。ただ個人的にはハーマンターゲットカーブに近いからと言ってイヤホンそのものの個性が無くなるわけではないという事を強く言いたいです。具体的に言えばアンプを買えると音が変わったと認識すると思いますがアンプの周波数特性カーブはよっぽどダメなアンプでなければほぼフラットです。けれどアンプを買えると各社の個性がありありとわかるほど音が変わったと体験される方が多いかと思います。
イコライザでハーマンターゲットに近づけても違うイヤホンでは音が異なります。CCAがフラグシップイヤホンとしてハーマンターゲットを意識した上でどのような味付けをしてくれるのか興味しかありません。
魅力⑦フラグシップなのに60$という低価格
円安の影響で60$で9000円近い値段になってしまうのであまり安さを感じにくいですがこれだけの新技術をつぎ込んで値段は59$からほぼ据え置きの60$です。値段が高騰している有線IEMですが、フラグシップでありながら価格を維持してくれているCCAには更なる期待をしていきたいところです。
まとめ
いや本当に期待しかありませんので、さっそくAliExpressで注文しました。当然届きましたら聴き込んで可能なら違いをレビューしてみようかと思います。ではまた明日。