こんにちは
今日はORIVETI様からPR依頼のベリリウムコート+「ORIVETI OD200」のレビューです。尚、レビュー依頼品ではありますが、趣味でやっていることもあり、いつもと同じ基準で記載しています。
結論:A30K 条件付きTier1 抜群の臨場感に響きと余韻、そして高解像度、精細、稠密な音像表現!
OD200は音像が近く抜群の臨場感がありつつも抜群の抜け感と音の響きと余韻を併せ持つ見事なチューニングバランスを持つ高音質特化イヤホンです。高い解像度と定位の良さ、純正ケーブルからリケーブル不要とも言えるサウンドチューニングと音に関わる部分に一切の妥協を感じさせない完成度の高さを感じます。付属品もケーブルにケースと高品位な仕上げになっており、少し勝手を知ったイヤホンの初級者であればこのイヤホン1つで満足できるセットに仕上げてあります。
一方で、本体にはマニュアルや保証書などの紙類が一切付属せず、ケーブルの装着、ノズルの効果などは全てWEBマニュアルや店頭でのサポートに頼ることになります。このため全くの初心者などにはおすすめできないのですが、低音のアタック感よりも優しい音を求めているなどの条件にマッチする方にはTier1でオススメできるイヤホンです。
特にこの優しい音色と高い解像度と迫力のサウンドの両立はいままで成し得なかった素晴らしいサウンドです。保証面を踏まえるとeイヤホン、Amazonのナイコムなどの正規代理店経由での購入をおすすめします。
Pros(優秀な点)
◎ 抜群の臨場感に響きと余韻が良い個性的なサウンドチューニング
〇 万人受けするフラットサウンドバランス
〇 高解像度、精細、稠密な音像表現
〇 分離と定位に優れたサウンド
〇 装着感も良く、高いビルドクオリティ
〇 リケーブルによるサウンドチューニングの余地がある
〇 ナイコムによる1年保証(代理店)
― 選べる4.4mm3.5mm, 2.5mmプラグ
Cons(微妙な点)
ー 低音のアタック感、サブベースの量感が少なく今時のチューニングではない
ー が無いチューニング
△ 保証がショップによるもののみ(正規代理店以外は保証なし)
✖ プラグやイヤーピースなどの説明マニュアルが無いため初、中級者以上におすすめ
量があるので上記の結論以外は気になる部分をリンクから読んでもらえればと思います。
- 結論:A30K 条件付きTier1 抜群の臨場感に響きと余韻、そして高解像度、精細、稠密な音像表現!
- 動機付けなど
- 箱とか付属品とか本体
- 音質について「基準A30Kクラス」
- 周波数特性測定とか
- インピーダンス
- ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」
- リケーブル関係の注意
- イヤーピースによる印象の違いについて
- 音質の総評、所感:A30K Tier2 参考価格:27800円
- Appendix 購入リンク
動機付けなど
ファーストインプレに書いたように、MX1の低音の衝撃、そしてヘッドフォン祭りでOD100の普通に良い音の驚きから今回の件につながりました。
ORIVETI OD100 ファーストインプレッション
ORIVETI MX1 レンタル視聴
販路、購入先
現在、日本国内であればAmazon、eイヤホン等での購入が可能です。最近はAmazonについては怪しいストアが増えているためeイヤホンのリンクを記載しています。
SPEC
今ではあまり珍しいとも言えないベリリウムコートのダイナミックドライバです。ポイントはそこよりもDedicated Airflow Distributionと呼ぶ、フロントチャンバーボア、リアチャンバーボアと呼ぶ解放構造そしてそれを繋ぐチューブの存在でしょう。最終的にどのような効果を及ぼしているのかはわからないのですが、結果的に耳の中の圧力のかかり方が自然で長時間装着していても蒸れにくかったり、イヤーピースを取り外す際に鼓膜が押されたり引っ張られたりする感覚が少ないです。感覚的には64AudioのAPEXモジュールに近い感覚はあります。
保証「ナイコムによる1年保証」
内部に保証書はありませんが代理店のナイコムにより1年間の保証が付くそうです。故障時などは購入時の販売レシートなどが必要になると思われます。
箱とか付属品とか本体
開封体験
かなり良さそうな箱で届きます。A30Kクラスに恥じません。
裏面はスペックなどが書いてあります。デザインはORIVETIと書いてありますので製造は別の会社が担当しているのでしょうか。
箱はかなり重厚ですね。
この価格帯のイヤホンでも満足感が高そうな佇まいです。
引き出し式
箱の中に納まっているのですがイヤーピースが定位置でないと箱にしまえません。
プラグは交換式で、この価格帯でもこのギミックは嬉しい人が多いと思います。
本体の色に合った質感が良い感じのケースが付いてます。
中にはケーブルが入っています。
ケーブルもかなりいい感じです。
マニュアル「なし」
驚くべきことにありませんw。ケーブルを自分で装着する必要があるので少し不親切かもしれません。
筐体 「両側計15.4[g]」
本体のビルドクオリティは十分に高く、表面の加工、見た目の質感、手触りやデザインバランスもしっかりとしている様に感じます。
RLの刻印が無いのですがコネクタの周りに赤と青の印が付いており、ある程度想像力があればイヤホンを装着して聴けるかと思いますが、2pinは挿す方向などの問題があり、全くの初心者などには少し不親切でしょうか。ビルドクオリティなどは十分以上です。
コネクタ 「半埋め込み2pinフラット」
若干へこんでいますのでフラット2pinも刺さりますが、埋め込みの方が綺麗に収まるでしょう。
ステム形状 「5.99‐5.19mm」
ステムは交換式ですので緩みなどには注意したいです。太さなどは一般的な範囲です。
直流インピーダンス 「L15.2 , R 15.2[Ω]」
一般的です。
ケーブル 「埋込2pin 4.4mm4, 3.5mm, 2.5mm交換式」
このクラスでも嬉しい交換式です。交換式なのでややプラグが長くなりがちです。
重さ 「22.8[g]」
少し重量感はありますが許容範囲かなと思える重さです。やや太めではありますがしなやかで柔らかく使い勝手は良好です。線材が柔らかすぎて若干絡みやすいなと感じたのでその点は気になりました。
直流インピーダンス 「HOT0.5,COLD0.5[Ω]」
見た目に反してとまでは言いませんが普通の抵抗値ですね。
タッチノイズ 「やや少なめ」
付属イヤーピース「3種類3サイズ 合計9ペア」
いつも通り残念ながらどのイヤーピースも自分にはフィットしませんでした。
使い勝手の評価
ホワイトノイズ 「ほぼ無し」
ややホワイトノイズが出やすいM17のMAXヘッドホンモードで最小ボリュームで聴いてみたが、ほぼホワイトノイズはありませんでした。実用上は問題ないかと思います。
寝ホン 「A」
突起がなくベントも空いているため。寝フオンには向いているとおもいます。一方で本体の厚みがあるためその点は注意が必要です。
音漏れ、遮音性 「3〜4割程度」
指でステム側を抑えて遮音してみましたがベントから漏れがあるようでした。見た目を考えると意外と少ないなという感覚ですが大きな音量で使うと周囲に聴こえるかもしれませんので注意です。
ポーチ、ケース 「セミハードタイプ」
人工革のセミハードタイプが付いています。使いやすく丁度良い大きさです。
音質以外の総評(付属品、ビルドクオリティ等) 「A」
A30Kのイヤホンとしてビルドクオリティ、付属品などは十分ではないでしょうか。唯一気になったのは装着マニュアルで初めてこの様なイヤホンを使う人はケーブルの装着などに戸惑うかもしれません。
音質について「基準A30Kクラス」
ファーストインプレッション
ファーストインプレはこちらを御覧ください。
競合機種との比較について
競合としては同じ1DDのイヤホン水月雨MOONDROP KATO、DUNU HAYABUSA ULTLAあたりでしょうか。ハイブリットなどの選択肢も入れるのであればkiwiears quintetなどがライバルになりますね。
エージング(バーンイン)
箱出しで5時間ほど使用した後、800時間程エージングし、通常の使用として20時間程度使用しました。エージング前後で大きな変化は感じませんがやや中域の表現がマイルドになった様に思います。
アンプ(上流)による印象の違いについて 「一般的」
FIIO M17 +PL50
音場が広く音の深みも出るため良好です。今回の基準になっています。
FIIO BTR7
概ね十分な鳴りであっさり使うならこれで十分だと思いました。
Xperia5iv
スマホでは最上級です。音も十分ではありますしボリュームも十分取れました。
Tanchjim SPACE LITE
音の立体感が素晴らしいですしダイナミックレンジが高く音色に深みが出た様に感じます。低音の表現はやや苦手です。
ADI2DAC(akm) + PL50
音が近く細かい音の描写が得意ですね。良い音ではありますが空間表現が近めなのでその点はいつも通りです。
まとめ
幾つか聴き比べしてみましたが、概ね一般的な音の変化の範囲でアンプの特徴をしっかり出してくれたかと思います。幅広く使える様に感じます。
ノズル変化
シルバーノズル
かなり暗い音で音色がかなり特殊です。ファーストインプレで最初に聞いたノズルはこちらだったようで、かなり個性的な音色なのでブラックノズルが合わないなと思ったり、音変させたいときに使うと良いと思います。
ブラックノズル
標準のノズルです。こちらの方が一般的な音場で聴き馴染みやすいです。まずはこちらのノズルを聴くことをおすすめします。
メイン評価環境
M17 ”AppleMusic” -> 標準ケーブル-> イヤホン「ブラックノズル」 -> SpairalDot++
M Gain ボリューム34前後で使い評価しました。
帯域バランス 「フラット」
万人受けしやすいフラット~弱ドンシャリバランスですがやや低音は弱めでしょうか。最初はドンシャリめかなともおもったのでですがKATOなどと比べると中低音寄りですし、聴きこむほどにカマボコなのではないかと思えてきました。
つまりは結果的にほぼフラットでかなりバランスよく作られている様に思います。
音色(寒暖、明暗、響き、粘度、湿度、厚み) 「A+」
寒暖:寒色
明度:やや暗め
響き:やや多め
余韻:やや多め
粘度:普通
湿度:ややドライ
厚み:やや厚め
速さ:普通
概ねファーストインプレの通りですね。音色はやや暗めで細やかであり、響きは少なめですがしっかりあります。抜け感がしっかりしており開放感が感じられる音ですし、音色が細やかで稠密で精細な音像を丁寧に描くイメージです。アタック感が少なく音像が近くても暑苦しさや圧迫感といったものが少なく、聴き疲れがしにくい音でもあります。
同価格帯のイヤホンと比べても解像度の高い音色に豊かな残響と抜け感は爽やかさは随一で、基礎的な性能が高く聴きやすいベリリウムコートドライバの音というだけでなく個性をしっかり持っています。
音場(広狭、重心、遠近) 「A+」
音場 左右:広め
音場 上下:やや広め
音場 前後:やや広め
音像高さ:やや低め
音像近さ:近め
解放感:抜け感強め
この価格帯のイヤホンとしてかなり広い音場表現かと思います。左右が特に広い上に解放感があるため音の広がりをしっかりと感じられます。音像の近さとのマリアージュは見事で迫力があるのに圧迫感が無いという不思議な感覚はこのイヤホンの真骨頂です。
定位、音像、分離 「A+」
広い音場に合わせて音像は抜群に良いですね。稠密な表現に合わせて音像の輪郭は西洋の絵の様に連続性がある表現なので一聴するとそこまでなのですが、細やかな表現によってしっかりと音像を掴むことができます。
解像度 「A 」
解像度はこのクラスとしては十分に高く、多ドライバを使ったquintetなどと比べればやや厳しいですがKATOなどの1DDクラスの中では最上級クラスです。
低域の質について 「B+」
量感は一般的な範囲ですが、とても柔らかい低音表現でアタックやリリースはとてもソフトです。それでいてスピード感は悪く無くもったり遅いということがありません。残響感と余韻が良く乗ってくれ、響きはドライで程よいです。個人的には表現としてありなのですが、アタック感や低音の圧、サブベースの量などを求めている人には全く合わない音色です。
中域の質について 「A+」
輪郭が柔らかく表現が細かい上に近く迫力がある中域表現です。ボーカル表現を中心に音像が近いのですが、寒色かつ稠密にして左右の音場が広いことで近い音色の表現に集中して聴くことができるためある意味モニター的かもしれません。個人的にはボーカル重視のイヤホンであり、ここまで冷静かつ情熱的な相反する表現を実現している中域表現は中々に無いと感じます。見事な表現だと思います。
高域の質について 「A」
量感は概ね普通かやや少な目ですが、キラキラと輝く音色は音のアクセントとしてしっかり存在感がありますね。女性ボーカルのサ行などの歯擦音は概ね刺さらず調整された高域表現です。
周波数特性測定とか
左右差
ノーマルノズルです。
シルバーノズルです
かなりマッチングは良いですね。
ノズル差
シルバーノズルのほうがドンシャリですね。
vs OD100
OD100の方が高域が出ていますが結構似たグラフです。
vs OD100 vs MX1
MX1さんやっぱりイカレタ低音量です。
vs Moondorop KATO
聴感上では中高音よりなのがKATOで、中低音よりなのがOD200ですがこうして比べるとやや異なるのは不思議ですね。KATOは20K未満で買えたことが強みだったのですが、現在はA30Kクラスとやや値段が上がり過ぎたこともあり、解像度などこの価格帯ではかなり厳しい評価になりますね。
vs HAYABUSA ULTARA
vs quintet
高域骨伝導系を搭載している変態5ドライバ構成のquintetですが、価格帯が近いのでライバルでしょうか。骨太でタイトな音色のquintetに比べOD200は伸びやかで開放的で優しい音色です。ある意味対照的なサウンドですね。
インピーダンス
高域に行くにしたがってインピーダンスがやや上がっていきますがそれほど大きいものではありません。
ケーブルによる印象の違いについて(注意)「要」
リケーブル関係の注意
注意:ケーブルについては測定したところ科学的には変化はあるようですが微小量であり、音質の変化に対する決定的な証拠は無く、オカルト的な要素を過分に含みます。
幸いながら私はイヤホンではケーブルによる音質の変化を強く感じられるのですが、個人差がありますので変化しないことを否定するものでも、リケーブルを万人におすすめするものでもありません。
*基本的に試聴構成は同じですが、4.4mmバランス時はボリュームを3.5mm時と同等まで下げています。
BQEYZ Dew (PR:BQEYZ) [S]
音量が上がり、解像度、解像感共に高く小さな音までしっかりと解像してくれる感覚があります。音場も広く低音から高音まで力強く鳴ってくれます。全体のバランスとしてはややドンシャリ気味にしてくれる感じです。全体的に隙が無いのですが、元々の稠密で細やかさはあまり感じられなくなるのでそこはトレードオフでしょうか。PurpleMoonよりハキハキした音にしたい場合はこちらが合うように思います。
NICEHCK PurpleMoon(PR:NICEHCK) [S]
解像度が高く、適度な音像の近さが両立しており、解放感と迫力のバランスが見事です。標準ケーブルから1枚ヴェールを脱いだかのようなクリア感もあり、音場感、音色共に最高峰ではないかと思います。エセオルフェウスの様な高級感は無いのですが元々が細やかなサウンドであったが故にPurpleMoonの元気さとより調和してバランスの良さが引き立つように感じます。素晴らしいですね。
NICEHCK SWEETLIFE(PR:NICEHCK) [A+]
音がさらに近く、音像が上に上がり、音量も少し上がる感覚があります。音色はよりきめ細やかになりマイルドでより滑らかさが強調される感覚もあります。音場は全体的に狭くなるのですが開放的なサウンドがより強調されて更に気持ちよく聴ける感覚です。音色が近いけれどもこれほど開放的なサウンドは中々に聴けないように感じます。個人的にはかなり好きな相性です。
NICEHCK AceOrpheus 4.4mm[A]
https://s.click.aliexpress.com/e/_DlGdukl
解像度が上がるほか、横の音場が更に広がり音像が一歩前に来る感覚があります。上下の音場は少し狭くなるのでそこはトレードオフでしょうか、全体的にドンシャリ傾向で低音は深く、高域は高らかな音色になり、全体的なにウェットで暗めな傾向です。
中域の立体感はやや減るのは気になりますが、音色の上品さや余韻の良さがあるので相性は良い方だと思います。
JSHiFi Warriar [B]
2000円程度で買えるアップグレードケーブルです。解像度は似たようなものでしょうか、横の音場が狭くなり音像の近さはほぼ同じででしょう。音の解像感が強くなり、やや輪郭がはっきりとしますね。音色はやや明るくなるでしょうか。高域はややシャリシャリするのでそこは注意が要りますが味変としてはありだと思います。
標準ケーブル[A]
Warriorもこの価格としてはかなり良いケーブルなので、実質として標準ケーブルもかなり良いものが付いていると考えて良いかと思います。音色に不満が無ければ下手なリケーブルであればしない方が良いかもしれません。
まとめ
ということで基本的にはリケーブルは不要に仕上げられていますので完成度の高さが伺い知れます。更なる音質向上を目指すのであれば個人的にPurpleMoonとDewがかなり良い印象でした。コスパではSWEETLIFEでしょうか。
イヤーピースによる印象の違いについて
一応下記構成でイヤーピースも変更してみました。
M17 "AppleMusic" -> 標準-> イヤホン -> 「 」
標準イヤーピース 「ー」
JVC SpiralDot++(音場、高域、低域重視) 「A+」
今回のデフォルトイヤーピースです。良い相性だと思います。
AZLA SednaEarfit Max (ボーカル重視、低刺激)[A+]
音場はやや横に狭くなりますが十分広く解像度も高いですね。低域から高域までしっかりと出ている様に思いますし、音の厚みもしっかりとでます。SpiralDot++に比べると音場の他にやや音の余韻も減ってしまうのでその点はトレードオフですね。
日本ディックス COREIR コレイル BRASS Pentaconn [C+]
びっくりするほど横の音場が狭くなりました。低音が弱いのは想定していましたがかなりスカスカな音色です。高域は綺麗に伸びるようになるので低域と音場が不要という方には良いかと思います。
DIVINUS VELVET (PR:HiFiGO) 「B+」
中域のボーカルがやや前に出てくれます。横の音場は狭くなり、やや狭苦しい感じがします。ボーカルに焦点が当たるのは良いのですがやや寒色なこと以外はSednaEarfitMAXの下位互換の様に感じました。あまり相性は良く無い様に思います。
SpinFit OMNI [A]
音場が上下左右に広く、音像がやや遠くなります。音色はややタイトで余韻少な目のモニター傾向ですが素晴らしい抜け感は健在でやや開放的な音色は維持しています。ややつまらない傾向はありますが、モニター傾向好きには刺さる様に思います。
まとめ
バランス重視ならSpiralDot++、ボーカル重視ならMAX、モニター傾向ならOMNIが好みでした。
音質の総評、所感:A30K Tier2 参考価格:27800円
個人の主観的な好みで言えば93点、私が客観的だと思う好みの点数としては94±6点です。A30Kという価格帯と音のレアリティ、ユーザビリティを考慮した総合的なランクはTier2としました。抜け感と優しい音色好きには条件付きTier1としました。
全体的にレベルの高いバランスに加えて、抜群の臨場感に響きと余韻、そして高解像度、精細、稠密な音像表現は素晴らしい個性だと感じました。特にこの抜け感は癖になるほどで、これが199$という価格で売られ始めていることにこのクラスのイヤホンの進化も実感します。プラグ交換式の標準ケーブルからリケーブル不要と思えるチューニングも素晴らしいですね。
ということで音だけで言えばTier1クラスなのですがTier2になった理由は説明書が無いことで、保証書が無い事や、交換式プラグなどは中級者でなければわかりません、このためユーザービリティは中華的イヤホン的な部分があり、勿体ないと感じます。このため完全に素人の方にプレゼントする場合などにオススメするのは難しいですが、逆に言えばこのBlogを読まれるような方には素晴らしいとお勧めできるイヤホンですね。
最後に、このような素晴らしいイヤホンをレビューする機会をいただきましたORIVETI様に感謝申し上げます。
Appendix 購入リンク
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